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2014年5月22日木曜日

逆運動学 (IK: Inverse Kinematics) の勉強

概要

逆運動学 (IK: Inverse Kinematics) は、エンドポイント(手の位置など)から、各関節の角度を求めることを言う。 逆に、各関節の角度からエンドポイントの位置を導く出すことは、順運動学 (FK: Forward Kinematics) という。

順運動学では、一意にエンドポイントが定まるが、逆運動学では一般に関節の角度は一意に定まらず、複数の解が存在する。

ヤコビアンを用いた近似解法

m 個のパラメータ(各関節の回転量) xRm から3次元空間上での各関節の位置を決定できるものとする。 i 番目の関節の位置は pi:RmR3 で与えられる。

ここで初期状態の関節位置が pi(x0) で与えられ、最終的な関節の位置は pi(x0+σ) で表されるものとする。

いくつかの関節において、目標となる位置を与える。目標となる関節の位置を tiR3,iτ で表す。 τ は目標となる位置を持つ、全ての関節の添字をまとめた集合。

ここで σ を決めるため、 iτpi(x0+σ)pi(x0) を最小にする事を考える。

σ が小さい場合は、 pi(x0+σ)pi(x0)+Jp(x0)σ と近似することが出来る。ここで、 Jp(x0)x0 における、3×m のヤコビアンを表している。

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